シンガポールのマーライオンパークで、「デキる人」をがっかりさせない働き方について思いを巡らせる筆者

「デキる人」へのアピールが
仕事の成果を最大化する近道

 どんな業界・企業であっても、必ず「この人は仕事がデキる」と周りから一目置かれている人が存在する。ここで言う「デキる人」とは、残業をすることなく最短の時間で、最大の成果を導き出す人たちのことである。

 筆者が働くシンガポールでも、「デキる人」と一緒に仕事をする機会に恵まれることが往々にしてある。こうした機会はデキる人の手法を学ぶことができる、とてもありがたいチャンスだ。

 しかし、せっかくデキる人と関わり合うのであれば、こちらが相手に与える印象もそれなりに良いものにしたいと思うのは、当然のことだ。もし相手に「使えない奴だったな」と思われて仕事が終わってしまえば、評価を挽回するチャンスはない。デキる人と仕事をする次の機会も得ることはないであろう。

 デキる人は得てして、社内の意見に大きな影響を与える「インフルエンサー」である場合が多い。デキる人が「あの手法はいい」と発言すれば、皆が口を揃えて「あの手法はいいらしい」と噂をする。同様にデキる人が「あの人はいい仕事をする」と言えば、自分の評価が「あの人はいい仕事をするらしい」と社内に刷り込まれるのだ。

 良い噂は、仕事の成果にプラスの効果をもたらす。「仕事がデキると噂された人」と「普通」だと思われている人が、同じ成果の仕事を同じ期限内に提出した場合を考えてほしい。

「仕事がデキると噂された人」は「さすがキッチリしている。やはり仕事がデキる」と評価され、「普通」の人は「今回は頑張ってちゃんとできたな」くらいにしか思われないのではないか。