朝イチに重要なミーティングや商談があると、1日のスタートとしてはいいが、昼休憩を挟んだ際に、集中力が切れてしまうということはないだろうか。午後のパフォーマンスを上げるための昼休憩にはコツがあるのだ。NASDAQに上場している外資系IT企業「ライブパーソン(LivePerson)」の日本法人代表として働く傍ら、多数のビジネス書籍を出版する金田博之氏に聞いた。(清談社 島野美穂)
昼休憩の時間は
「仕事以外」に宛てる
金田氏の昼休憩は通常1時間。その時間はしっかり体を休め、かつ、気分転換をするために使っているという。デキるビジネスマンの昼休憩の使い方を具体的に聞いた。
「人間、同じことをずっと考えていると、思考が固定化してしまいます。仕事が大好きで、昼休憩中でも仕事がしたいという人もいるかもしれませんが、あえて別のことをすると、視野が広がるのでさらにいいアイデアが生まれます。結果的に仕事の幅が広がるわけですから、ぜひ新しいことにトライしてみてほしいです」
昼休憩の間は、仕事とはまったく関係のない自分の趣味や、興味のあることに時間を使ってみてほしいと金田氏。もし大した趣味がないというのであれば、それを探す時間に使ってもいいくらいだという。
「ランチミーティングをして昼休憩そのものを仕事に変えてもいいですし、他業種の人たちとランチ会をして、情報交換をすることもできます。無理に予定を詰め込むのが苦手であれば、人と会うのは夜に限定するのもアリだと思います。仕事が終わったあとの夕方から夜にかけては、昼とはまた違ったアプローチ方法ができるので、自分のスタイルに合った方を選んでください」