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Jeremy Achin/米マサチューセッツ大学ローウェル校で数学やコンピューターサイエンス、統計学などを学び、米大手保険会社でのデータサイエンティスト経験の後、2012年にデータロボットを創業。 Photo by Takahisa Suzuki

データサイエンティスト代わりの人工知能(AI)を多くの人がビジネスに活用できる。米スタートアップ企業のデータロボットが開発した製品は、米国だけではなく日本の大企業にも浸透してきた。創業者のジェレミー・アシン最高経営責任者(CEO)に将来のビジョンを聞く。(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久)

──多くの人がAIを使いこなせるようにするという「AIの民主化」の実現を掲げています。

 私たちは、今世界中の企業が獲得競争を繰り広げているデータサイエンティスト(※1)の人数不足という課題を解決しようと取り組んでいます。世界中でニーズが高く、本来であればデータサイエンティストが必要となるAIの活用事例のうち、80%を自動化することを目指しています。これは、データロボットを創業した6年前から変わらないミッションです。

 データサイエンティストはさまざまなデータを基に、機械学習(※2)を駆使し、コードを書いて商品販売や顧客行動などの予測モデルをつくります。しかし、それには統計学や機械学習のスキルが必要で、その習得には非常に時間がかかる。そして、プログラミング自体にも時間がかかります。

 そこで私たちは、その問題を自動化によって解決しました。データロボット(製品名と社名が同じ)にデータを投入すれば、1000以上あるアルゴリズムの中から自動で予測精度が高い最適なモデルを選んでくれます。そのため、ビジネスの専門性とデータに対する理解を持っている人であれば、プログラミングなしで機械学習による予測モデルをつくれます。