定年前後の飲み会、昔話ばかりに浸ってはいけない
定年前後になると「同窓会ブーム」がやって来ます。出身会社や取引先の仲間等との飲み会で、みなさんは昔話ばかりに浸っていませんか?(写真はイメージです)Photo:PIXTA

定年近くなると
同窓会ブームが巻き起こる

 私は今年、61歳になりました。大学入学に際して一年浪人しているので、新卒入社同期の多くは今年60歳、つまり定年の年です。

 そんな昨今、前々から聞いていた話ではあるのですが、本当にそうなのだという、この時期にやって来るあるブームを経験しています。それは、「同窓会ブーム」です。

 出身会社(転職や出向経験があるなど複数の会社に在籍経験があれば、それらすべての会社)、さらに仲良くしていた取引先で年齢が同じくらいの友人、大学時代の仲間からの飲み会の誘いなどが急に増えるのです。何十人という規模の同窓会ではなく、4、5人からせいぜい10人程度の飲み会です。

 面白かったのが、昨年は大学関係の誘いが頻発しました。私の出身大学は一浪が多かったので、私と同じ年回りの人間が多いからでしょう。そして今年になって多くなったのが、現役入学の多い会社関係です。

 もちろん、同窓会や同期会と銘打たれているわけではありません。例えば取引先からの声がけは「こんなメンバーでこういう会をやるので、時間があれば参加しませんか?」というようなものが多いのです。それで「久々に声をかけてもらったな」と思って出かけていくと、「実は今年定年でして……」という話になるわけです。

 第一に時間に余裕ができたということでしょう。定年後再雇用などで、まだまだ働いている人がほとんどですが、昔ほどがつがつしてはいません。週に3日あるいは4日会社に行きます。もちろん、残業はありません。そうした時間的な余裕から、「久しぶりに集まるか」と幹事を買って出る人が多くなるのだと思います。