これは、第1の「成長の振り返り」を行うためにも重要なことですが、例えば、「会議力」であるならば、ただ「かなり会議力が身についた」といった抽象的な確認で終わらないということです。
もっと具体的、詳細に、自分が主宰する会議において、
(1)時間のマネジメントができるようになった
(2)混乱した議論の整理ができるようになった
(3)リズム感良く、議論を進められるようになった
(4)最後に、結論を上手くまとめられるようになった
(5)参加者の無言のメッセージを掴めるようになった
といった形で、自分がどれほど、その「会議力」を身につけることができたかを、明確な課題意識を持って振り返ることです。
このように、「会議力」や「営業力」だけでなく、「企画力」や「交渉力」、「洞察力」や「判断力」、「説明力」や「聴取力」など、自分の仕事で求められる様々な「職業的な智恵」について、定期的に、こうした「棚卸し」をすると、自然に、我々の「職業的な能力」は高まっていきます。