自由そうに見える人たちはどう稼いでいる?
――書籍のなかでは、ライターの菊池良さんや作家・演出家の前田司郎さんらにインタビューされてますね。自由に過ごしていそうに見える人はどうやって稼いでいるのか、という。
藤原さん 私、取材した人全員大好きな人なんですけど、みんな好きなこととお金を稼ぐことを冷静に考えているなあと思いました。
人間って、みんな一人ひとり、「普通に生活できる」人ってほぼいないのかなあと思っています。仕事はめんどくさいし、好きなことやりたいし、ふざけたいし。なんかそういう人の集合体だと思うんです、社会って。
でもそんななかで、インタビューした方々は「嫌なことでも我慢できる環境」をつくるのがうまいのかな、って思いました。自分の性格やできることと好きなこと、それと社会の仕組みを理解されているというか。
ほんとは億万長者になりたい
――藤原さんは、バーッて活躍してテレビにも出たりして、すごい億万長者になりたいんですか? それとも、ほどほどの収入があって好きなことを続けられればいい?
藤原さん すごく億万長者になりたいですよ。ハリウッドに家買いたいし。
テレビに関して言うと、おばあちゃんがよろこぶので、お話があったら出たいんですけど、業界の風土とかが自分と合わなくて。テレビが悪なわけではなくて、私が上手く立ち回れないというか。緊張しちゃうし。
いままでいろんなことに挑戦してきて、そのなかで「これは合わないなぁ」とか「なんかストレス溜まるなぁ」みたいなことがノウハウとしてたまってきたので、そこをうまく駆使しながら億万長者になれたらいいなって考えています。イヤなことあんまりせずにできたらいいですよね。
(後編「サボることこそ快感!ムダこそ至高という考え方」に続きます)