米国の大学に入学する外国人留学生が2年連続で減少した。米国の高校の卒業生が年々減る中、留学生の受け入れでその影響を緩和したい各大学の間に不安が広がっている。国際教育研究所(IIE)が13日公表した報告書によると、2017-18年度に米国の教育機関に新たに登録した外国人学生は6.6%減少。前年も3.3%減少していたため、留学生の入学者数は3、4年前の水準に戻ったことになる。一方、米国にいる留学生総数に、学生ビザで入国した就労者を加えた人数は今年1.5%の微増。過去10年間の平均伸び率6.1%を下回った。同期間に留学生の入学者数は2倍に増えていた。外国人学生は巨大なビジネスだ。2017-18年度だけで彼らが米大学に支払った金額は420億ドル(約4兆7850億円)に達する。