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10年以上貫いてきた顧客中心設計が
ドロップボックスのアドバンテージ

――ヤミニ・ランガンCCO(最高顧客責任者)に聞く

ダイヤモンドIT&ビジネス
2018年11月16日
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企業の内部監査にも対応し
削除データの復活も可能

――最後にセキュリティについてうかがいます。企業のデータ管理について厳しく問われる時代です。とくに個人情報の管理が課題になっています。Dropboxのセキュリティはどうやって強化していますか。

 セキュリティはDropboxの創業時からの基本的なポリシーです。Dropboxが大事にしていることは、まず信頼に足る製品を提供するということです。優れた技術だけでなく、それを提供する組織、人員にも信頼を得ていただく必要があります。

 私自身も含め、製品開発のチームには大手IT企業でキャリアを積んできた人が多くいます。企業のセキュリティやインフラ部門を長く担当した者も多く、そうした経験豊富なメンバーでクラウドストレージのセキュリティに関して開発や運用を担っています。GDPR(欧州個人情報保護規則)についても、十分に研究したうえで関連する顧客企業の問い合わせには素早く対応できる体制を整えています。またサービスを提供している国や政府に対しては、年に2回のトランスペアレンシー(透明性)レポートを作成し、公開しています。

 また、Dropboxは非常に強力なデータ損失防止の機能を備えており、企業の内部統制の強化にもご利用いただけます。ビジネス版では、共有しているファイルに対するすべてのアクセスを細かく記録しており、内部監査に利用できます。不正な操作を隠し通すことは困難です。また意図的あるいは過失によるデータの削除に関しても、全てのデータは標準で削除後120日以内は復旧が可能で、オプションでその期間を無制限にすることもできます。

 Dropboxは高度なセキュリティや監査機能を備えてビジネス用途の基本条件を満たしているサービスです。顧客企業に対し、製品の機能だけでなく営業、サポートなど全体ですぐれた体験を提供し、顧客の声を聞いて改善していく。それがCCOとしての私の仕事です。

(取材・文/ダイヤモンド・オンライン IT&ビジネス 指田昌夫)

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