中国の「トラック版ウーバー」と言われる新興企業マンバン・グループは、アルファベットやソフトバンク・グループといった外国の投資家を引き付けてきた。トラック運転手と荷主を引き合わせる事業は多額の収益を生むことができると期待されているためだ。マンバンの評価額は60億ドル。同社のプラットフォームには数百人のトラック運転手や荷主が登録している。だが同社は主なサービスである運転手と荷主の仲介を無料で行ってきた。誰からいくら徴収するのか、最終決定には至っていない。数カ月の研究の末、ユーザーの多くを占める運転手には手数料を課さないことを数カ月前に決めたという。業界の状況は厳しく、多くのトラック運転手がマンバンのアプリのせいで利益が減っていると話している。多くの運転手を相手に仕事を奪い合うようになっており、取れる運送料が低下しているからだ。
中国「トラック版ウーバー」 黒字への険しい道のり
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