急なお願いを受け入れてもらうには、
キャラ別の頼み方がある!

「あさってまでにお願いします!」をすんなり受け入れてもらえる人は、返報性を上手く使い、普段から相手に喜ばれる行いをしています。

その上で、本書でも紹介している、相手のタイプに合わせた伝え方でもう一押しをすると、「〇〇さんの頼みなら断れないなぁー」となるのです。

◆ガツガツタイプ(自己主張の強いリーダー型)は、相手の影響力を持ち上げる
→「ここは山田さんの力でなんとか動かしてください!山田さんだけが頼りなんです!」

◆やわらかタイプ(安定が好きで貢献型)は、相手の貢献欲求をさらに引き出す
→「山田さんにはいつも助けられて感謝しています! 今回協力いただければ、今後我々も山田さんに協力させていただきます!」

◆ロジカルタイプ(数字や理論などを重視するタイプ)は、相手の能力と実利を押し出す
→「山田さんの能力でここは何とかお願いします!これが実現できれば支払いも前倒しできます!」

◆おもしろタイプ(人と違うことが好きなタイプ)は相手の個性を刺激する
→「山田さんのアイデアでなんとかお願いします!普通の人じゃ頼めないので、山田さんだからこそのお願いです!」

自分の良さを理解した上で頼られると、断れなくなりますよね!
無理なお願いをいつも通してしまう人は、普段の関係性と相手のタイプを理解した伝え方が上手なのです。

ちょっと無理なお願いはこう伝える!<br />相手が断りにくくなるテクニックとは?羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。