米国のニッキー・ヘイリー国連大使は、ロシア当局がウクライナの艦船3隻を拿捕(だほ)し、欧米諸国との緊張が高まっている問題で、ロシア政府を非難した。一方、ウクライナ政府は戒厳令の発動を決めた。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は、同国の国会が戒厳令の発動を承認したと述べた。期間は28日から30日間で、対象地域はロシアからの武力侵略を受けやすい複数の州。ヘイリー大使は艦船拿捕について、ロシアとウクライナの緊張を高めようとするロシアの無謀な行動だと指摘。「ロシアの世界での評判が一段と低下し、米国などとの関係がさらに悪化し、ウクライナとの緊張も一層高まる」と述べた。ドナルド・トランプ米大統領も、ロシア側の武力侵略について「今起こっていることは好ましくない。解決されることを望む」と述べた。また、欧州の同盟国と今回の問題について協議していると明らかにした。
ロシアのウクライナ船拿捕は無謀な行動=米国連大使
有料会員限定
あなたにおすすめ