仏ルノーと日産自動車の経営トップが29日に開く会合は、20年にわたる提携関係の強固さを試すとともに、規模で劣るルノーが今後も優位な立場を維持できるかを試すことになる。ルノーの最高経営責任者(CEO)であるカルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反の疑いで日本で逮捕されて以降、今回が初めての両社経営幹部の会合となる。ゴーン氏は日産の会長職は解任されている。同会合は過去20年で初めてゴーン氏が関与しないものになる。ゴーン氏は、自らが連合の「要」となってルノー・日産を自動車業界の巨人へと成長させてきた。ゴーン氏は拘置所で東京地検特捜部の取り調べを受けており、まだ起訴はされていない。NHKの報道によれば、同氏は容疑を否認している。
日産・ルノー、「要」不在で迎える最大の試練
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