ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は5日、米国が中距離核戦力(INF)全廃条約から脱退すれば、軍拡競争で応じることも辞さない構えを示した。  米国はロシアがINF全廃条約に違反していると主張。マイク・ポンペオ国務長官は4日、ロシアが再び順守する措置を講じない限り、米国は60日以内に条約の義務の履行を停止すると述べた。ロシアは違反行為を否定している。  プーチン大統領は、米国が脱退すれば「適切な対応をとる」と述べ、米国がINFの保有を望むなら、ロシアも同様に開発を進める可能性を示唆した。