それは、“お客様から言われて嬉しかった言葉を手帳に書く”ということだ。

 例えば、「菊原さんが担当でよかった」「あなただから話を進めたのですよ」などなど。

 このようなお客様からの言葉を、日ごろから書き出すようにしていた。

 これが功を奏し、私の精神的支柱になった。

 ちょっと「流れ」が悪い時は、軽く眺めるだけで気持ちが上がっていく。

 さらに悪い状態の時は眺めるだけでなく、この言葉を実際に口に出して読み返し、元気をもらっていた。これは今でもやっているが、自分にとっては非常に効果的な方法だと確信している。

知人の生保の営業マンは
「お客様の言葉」を財布にも入れていた

 偶然だったが、知人の生保のトップ営業マンもまた“お客様からの言葉リスト”を手帳に記入しているそうだ。しかも、手帳だけでなくラミネートして財布にも入れているというのだ。

『売れる営業マンの「ノート」「メモ」「手帳」術』(明日香出版社)、菊原智明著、184ページ
『売れる営業マンの「ノート」「メモ」「手帳」術』(明日香出版社)、菊原智明著、184ページ

 こうして心を最善の状態に調整しているという。

 一見、精神的に強そうなすご腕営業マンでもこういった言葉を大切にしているのだ。

 あなたも「思い出すだけで元気になる」といったような言葉をいただいた経験があるだろう。それを「思い出」だけにしておくのはもったいない。

 しっかりと書き出してモチベーションアップツールにする。

 精神的に落ち込んだ時に見返し、時には口に出してみてほしい。その時の感情がよみがえり、一瞬で元気になる。

 こういった工夫をしているかどうかが、結果を出すか、苦戦するかの別れ道になるのだ。