大学入試や昇進試験の「小論文」対策、基礎の基礎。

元NHKアナウンサーの小論文講師で、発売早々、異例の大重版が続く現在6刷2万8000部超のベストセラー『全試験対応!直前でも一発合格! 落とされない小論文』の著者「ウェブ小論文塾」代表・今道琢也氏が、「読みやすい字」を書くポイントをお伝えします。(構成:今野良介)

「ン」と「ソ」の区別がつかない字

小論文試験では、今も、鉛筆で原稿用紙に書くのが一般的です。

「手書き」で字を書くことが少なくなった時代だからこそ、「読みやすい字で書く」ということを心掛けたいものです。必要以上に綺麗な字を書こうとする必要はありません。「読みやすくある」ことが大切です。

「達筆」である必要はない。ただし……。

小論文の採点をしていると、ときどき、非常に読みづらい字を見かけます。

「ン」と「ソ」、「7」と「ク」の区別がつかない場合。

もっとひどい場合には、全体に「ミミズの這ったような字」の答案もあります。

筆圧が弱く薄い字、米粒のような小さな字も読みづらいです。

字が読みづらいということだけで、ただちに減点されることはないでしょうが、印象が悪くなることは確かです。

大事な部分が何と書いてあるか、採点者が読み取れなければ、それは書いていないのと同じことです。その場合、得点に良くない影響を与えることは避けられません。

そもそも、答案というのは何のために書いているかといえば、採点者に少しでも良い評価をつけてもらって、試験に合格するためです。そうであるなら、「なるべく採点者が読みやすい字で書く」というのは、当然のことです。

では、「読みやすい字」というのはどうやって書けばいいのでしょうか?