米ニューハンプシャー州で小売業界向けシステム販売の会社を経営するスコット・ジョンソン氏は、従業員に実地で仕事を教えることをいとわない。だが最近、がっかりさせられるのは、そこに握手の仕方まで含まれることだ。「握手する時に相手の目をどう見ればいいか教えなくてはならない」とジョンソン氏はこぼす。ジョンソン氏の会社サーティファイド・リテール・ソリューションズは、小売企業向けにハードウェアの販売と保守などを手掛ける。カイル・ウィートさんがそこで実習生として働き始めたのは17歳の時だった。当時は「すべての(仕事上の)コミュニケーションにおびえていた」と振り返る。上司に助けを求める勇気がなく、プリンターを分解する方法を調べるのに丸一日を費やしたこともあったという。
求む、握手や雑談できる人 米国の最新雇用事情
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