「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「家族の電話番号を覚えよう」という項目を取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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携帯を忘れて大ピンチ!
「お母さんに連絡できない……どうしよう!」
私が小学2年生の頃、少し離れた公園に遊びに行くことになった。
その公園までは友達と一緒に行き、楽しく遊んだ。
問題は帰りである。
一緒に遊びに行った友達とは帰り道が別れたため途中で別れ、自宅に向かった。
しかし私は、ある曲がり角を間違えてしまい、自宅からどんどん遠ざかっていった。
「おかしいな……」と思い、母に連絡しようとしたが、
いつも持っているキッズ携帯を家に忘れてきていることに気づいた。
もう家には帰れないんじゃないか。
そう絶望していた矢先、母の車が横に止まった。
私の帰りが遅いので、心配になり、近所中を回っていたそうだ。
「お母さんに会えてよかった!」
心からホッとしたことを覚えている。
家族の電話番号を覚えよう
この出来事があった後、母は私に自分の携帯番号を覚えさせた。
「もし前みたいに携帯を忘れてしまったら、誰かに電話を貸してもらって、お母さんの番号にかけてね。」
今は子どもでもスマホやキッズ携帯をもっている。
だがそれを当てにしすぎると、電池が切れたり、忘れてしまい手元にないときに、とても苦労する。
小学校入学前後にみにつけておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「かぞくのでんわばんごうをおぼえよう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・かみに かいて いえの あちこちに はって おぼえよう。
・おもてに ヒント うらに でんわばんほうを かいた カードで おぼえよう。
・でんわばんごうを おぼえたら ためしに かけてみよう。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』(p99)より引用
もし母があのとき私を見つけてくれなかったら、何か犯罪に巻き込まれていた可能性もある。
スマホやキッズ携帯は便利だが、忘れる・電池が切れるといったトラブルはいくらでも起きる。
覚えていないだけで、助けを求める手段を失う。
そのとき、頼れるのは「自分でどう行動できるか」だけだ。
だからこそ、「家族の電話番号を覚えておくこと」は、シンプルだが重要な備えになる。
何か起きる前に教えておきたい。









