日産自動車のカルロス・ゴーン前会長と共に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴されたグレッグ・ケリー前代表取締役の妻は、夫が取締役会のクーデターに巻き込まれたと主張している。弁護士を通じてウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に提供した動画の中で語った。ケリー氏は手術のため米国にとどまる予定だったが、東京に来るよう促されたという。11月19日にケリー前代表取締役が逮捕されて以降、妻であるドナ・ケリーさんが公にコメントを出したのはこれが初めて。動画の中では、日産の経営の主導権をゴーン氏から奪おうとした西川広人・最高経営責任者(CEO)の策略にケリー氏が巻き込まれたと述べている。
日産ケリー前代表取締役の妻、夫の無実を主張
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