米アップルは今週、中国でのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」旧機種の販売禁止措置を回避しようと、基本ソフト(OS)の更新版をリリースした。知的財産を専門とする法律家からは、アップルがOS更新によって旧機種の販売を継続できるとの見解も聞かれる。中国の裁判所は先月末、iPhone旧機種の販売を一時的に差し止める仮処分を出した。米半導体大手クアルコムがアップルに対して提起した特許侵害訴訟の最終判断を下すまでの暫定措置だ。スマホ業界の主要企業である両社は、技術のライセンスを巡り法廷闘争を繰り広げている。11月の差し止め命令にも関わらず、法令を順守しているとしてアップルはiPhone旧機種の販売を継続している。それ以上詳しくは説明していない。その後、アップルは判断の見直しを裁判所に申し立てた。