初詣の常識と非常識…「大吉」のおみくじも結ぶ?祈祷料の「お気持ち」とは?
来る2019年、心新たに“開運祈願”で初詣に行く人も多いだろう。だが、開運祈願の「正しいやり方」を知らないとご利益を得られないかもしれない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

来る2019年、心新たに“開運祈願”で初詣に行く読者も多いことだろう。ところがその開運祈願の「正しいやり方」は、知っているようでいて、実は多くの人が知らない。せっかくの初詣、「良い年になりますように」との願いを込めて、神社仏閣事情に詳しい神社研究家の濱田浩太郎氏に“ご利益詣で”の秘訣をレクチャーしてもらおう。(取材・文/エッセイスト 鳥居りんこ)

お参りさえすればいいわけじゃない
自分に合う系統の神社を探そう

●聞き手/鳥居りんこ(開運願望のあるエッセイスト)
●語り手/濱田浩太郎(神社プロガイド・神社研究家)

――今回は、いろいろと初詣についての“お作法”を教えてください。私、ありていに言えば「来年こそは!」と思い“開運祈願”を神様にお願いしに行きたいのですが、そもそもどこの神社に行けばいいんでしょう?

 一口に神社と言っても、祀られる神様の種類により、いくつかの系統に分けることができます。多くの人が「昔から家族で行っていたから」「有名だから」といった理由で初詣の場所を決めていると思いますが、神社ならばどこでもよいというわけでもないんです。やはり自分に合う系統の神社を知ることで、より神様と繋がりやすくなり、ご利益を受けやすくなると言われています。つまり、『マイ神社』を見つけることが重要になるのです。

 神社には、生まれた土地の神様を祀る産土神社、寝起きをしている(生活をしている)土地の神様を祀る鎮守神社、そして、鎮守神社を束ねる総鎮守神社、さらに現在の都道府県にあたる旧国の土地の、最も格が高い神様を祀る一宮などがあります。

 これを古代からの代表的な信仰で分けると、伊勢信仰(伊勢神宮)、出雲信仰(出雲大社)、賀茂信仰(賀茂社)、春日信仰(春日大社)、八幡信仰(石清水八幡宮)、稲荷信仰(伏見稲荷)、天神信仰(北野天満宮)などとなります。