【エルサレム】ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、シリア北部からの米軍撤退について、米国と同盟関係にあるクルド人勢力の安全をトルコ政府が確約することが条件だと述べた。  ボルトン氏は記者団に対し、シリアからの撤退を指示したドナルド・トランプ米大統領の命令は、地域の複数の関係国から一定の確約を得られたうえで実現するものだとした。  クルド人勢力の安全確保が撤退条件のひとつとして検討されていることを、ホワイトハウスが公に認めるのは初めて。現地の複雑な情勢を考慮すれば、撤退の素早い実現は困難であることが示唆された。