寝る前に「納得感」が得られる勉強をさせる

 中学受験が近づいてくると、夢を見てうなされる子が出てきます。

「ごめん、まだ終わっていない」「どうしよう、間に合わない」

 こんな寝言を言う子どもも増えます。どの子もストレスがかかっているわけです。

 そんな子どもにとって、1日の終わりにどういう気持ちで過ごし、眠りにつくかは非常に大事なテーマです。

 男の子は、得意な問題を解かせて「できた!」という経験をさせてから眠ってもらうといいのですが、女の子の場合には「納得すること」で得られる安心感が必要です。

 解けるに決まっている簡単な問題を与えてみても、「だから?」で、女の子の納得感は得られません。「まだわからないことがあるけれど、とにかくこの問題を復習した」ということでスッキリし納得感が得られれば、女の子は安心して眠りにつくことができます。