アップルは先日、世界第2位の経済大国である中国の景気減速を理由にした。これを受け、中国で大々的に事業を行う他の米大手企業の株価も揺れ動いている。米企業は現在10-12月期決算の発表準備を進めており、近く中国の影響が明らかにされるはずだ。どの程度ダメージを受けるかは、対象とする顧客や中国での競争の激しさなどに左右されるだろう。スターバックスとナイキを例に取ってみよう。中国で比較的激しい競争に直面しているスターバックスは同国での成長が減速する見通しを示している。一方、あまり競争にさらされていないナイキは先月発表したことを明らかにした。中国に大きく依存する企業の中でも、その影響をあまり受けていないとみられる企業もある。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツ(TI)など、主な顧客を中国の消費者ではなく製造会社とする企業だ。逆に中国で直接販売をしていなくても、大きな影響を受けている企業もある。例えば、欧米や日本の中国人観光客の消費に頼っている腕時計などの高級品メーカーだ。
アップルの中国減速ショック、次はどの社?
スタバ、ナイキなど中国売上高の大きな米企業に注目集まる
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