米動画配信サービス大手ネットフリックスは昨夏、つまずいた。新規契約者数が予想を下回り、成長減速がささやかれた。17日に発表した2018年10-12月期(第4四半期)決算への反応はまちまちだった。これは、昨夏よりはるかに好感できる内容ではあったが、ネットフリックスは絶好調を維持し続ける必要があることを思い知らせるものでもある。第4四半期利益は同社とアナリスト双方の予想を上回り、海外市場の新規契約者が大幅に増えた。直後とあって、株主はこれに元気づけられた。第4四半期の海外契約者数は730万人増え、前年同期比で42%増となった。ファクトセットによると、アナリスト予想は610万人の増加だった。スペイン語の映画「ROMA/ローマ」など海外市場向けコンテンツへの投資が奏功した。「バード・ボックス」などの英語コンテンツも健闘した。ネットフリックスによると、契約者の3分の1が公開から1週間以内に同映画を視聴した。