未完成の新築物件と違って、部屋を内見することができるので、実際に住んだときの生活をイメージしやすいのもメリットだ。マンションの場合、子育て世代が多い、リタイア世代が多いなど、住んでいる人の属性を購入前に知ることができるのも物件選びでは重要だ。

中古住宅は仲介手数料が
かかる点に注意

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 中古住宅購入のデメリットや注意点も知っておきたい。

 住宅ローン減税や住宅資金贈与の特例の拡充策は、消費税増税後に不動産取引が冷え込まないための対策である。つまり、拡充された減税制度は、消費税がかからない中古物件は対象外ということ。

 2ページ目に「住宅ローン減税の一覧表」を掲載したが、「消費税非課税の中古住宅」は、消費税課税の住宅よりも借入限度額が少ない。また、築年数が一定年数を超えると住宅ローン減税は受けられない。こうしたことはあらかじめ知っておきたいことだ。

 また、中古物件は不動産事業者の仲介手数料がかかるのが一般的。最大で「物件価格の3%+6万円の金額+消費税」である。新築物件よりも、購入時の諸経費を多めに見る必要がある。

 リフォーム代や減税効果も考慮する必要があるが、新築物件が高騰している今、中古も視野に入れ選択肢を増やすことをお勧めする。

(株式会社生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)