タクシーやグリーン車に
「投資」する大きな効用とは

 もう1つ、私が積極的に自己投資しているのが「移動手段」です。

 私はかなりの頻度でタクシーを利用します。次のアポイントの場所が割と駅に近いとしても、タクシーを使うことがよくあります。

 理由は、車内で過ごす時間を集中した作業時間に割り当てるためです。原稿を書くこともありますし、打ち合わせをすることもあります。いずれにせよ、単なる移動時間がそのまま価値を生む時間に変わるのです。

 電車では同じことはできませんよね。ミーティングするわけにもいきませんし、コンテンツを書くにも周囲の目が気になったり、そもそも立っていたらできなかったり。タクシーであれば、個室ですから遠慮は無用です。思う存分集中して価値創造に使ってよいでしょう。

 以前、ZOZOの役員である田端信太郎さんがTwitterで「東京都内である程度の所得のあるサラリーマンは移動全てをタクシーに切り替えてもいいのでは」という内容のツイートをされていました。乗車時間中に価値を生む活動をすればペイするはずだ、という考え方ですね。これからの「複業時代」を考えれば、このような発想を自然に受け入れる必要があるのかもしれません。

 1つ問題は、都市部のタクシードライバーの中には、経験の浅い人が混じっていて、こちらが道案内しなければならない場合があることです。これではとても、自分の時間を価値あるものにできません。タクシードライバーの技術向上、もしくはUberのようなサービスの誕生が待たれます。

 移動といえば、電車や飛行機の席のアップグレードも積極的にするようにしています。新幹線などならグリーン車やグランクラスへ。飛行機ならマイルを活用してビジネスクラスへ。これを贅沢とみるかどうか、というのはありますが、私は贅沢ではなく「投資」とみています。

 私も一介のサラリーマンですから、この投資は小さくありません。ただ、ゆったりした席で移動すれば、体力の温存につながりますし、何かの作業もしやすくなります。その間に何かしらの価値を生み出すことができるのであれば、投資は回収できると考えることができます。