米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは自前の宅配サービス網の立ち上げに際し、フェデックスやUPSから荷主を乗り換えさせようとしている。宅配コストを押し上げる燃油サーチャージなど追加料金について、よく聞かれる不満に焦点を当てて顧客を誘導したい考えだ。  アマゾンは宅配サービス「アマゾン・シッピング」の拡大に乗り出したところだ。これまでは試験市場のロンドンとロサンゼルスに限られたサービスだった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は以前、アマゾンが出店業者の倉庫から商品を受け取り、顧客に直接届けるサービスを提供すると報じていた。