難関大学不合格なら
授業料を返金!

「子どもたちは、私たち大人が経験したことのない時代を生きていきます。AIやテクノロジーの進展のなかで、人は人にしかできない力を発揮することがますます重要になるでしょう。想像力や創造力、他者と協働する力など、彼らにとって本当に必要な力を効果的に育んでいきたいと考えています」(斎木氏)

 自由度の高いカリキュラムだが、私立代々木高校の通信課程と教育提携しており、高校卒業資格を得ることが可能。卒業後の進路は主に大学進学を想定しており、AO入試専門塾として高い合格実績をあげてきた設立母体のノウハウを生かし、進学指導にも力を入れていく。

 その結果には責任をもち、生徒が規定回数出席したにもかかわらず同校指定の難関大学(国内50大学および全大学の医学部・薬学部・看護学部)に不合格となった場合、年104万円の授業料を返金するという「授業料返金制度」を設けている。

 昨年秋から都内で定期的に開催している学校説明会には、毎回多くの中学生やその保護者が参加している。ある日の説明会場では、参加者から具体的な授業方法や学校生活イメージに関する質問が相次いだほか、「高校だけでなく中学校も作ってほしい」との要望も出るなど、新しい教育に対する期待は大きいようだ。

 予測不能なこれからの社会を見据え、新学習指導要領や大学入試など、国を挙げて改革が進められている。その枠組みを突き抜け、独自の方法で新しい教育に挑戦する学校は、今後も増えていくかもしれない。

(藤崎雅子/5時から作家塾(R))