米市場での苦境を乗り切ったばかりの米コーヒーチェーン大手スターバックスは、新たな心配事に直面している。それはハワード・シュルツ氏だ。  スターバックスを4店舗だけのチェーンから、2万8000店舗余りのコーヒーショップを擁する世界的事業に成長させたシュルツ氏は、無所属で大統領選挙に出馬するかもしれないと述べたことで、多くの民主党員の怒りを買った。マイケル・ブルームバーグ氏のような著名な民主党員が語ったように、シュルツ氏の立候補は、2020年の大統領選挙で票を分散させ、ドナルド・トランプ大統領の再選を助けるだけだという見方もある。