解約でモメないために
入会時に確認すべき4つのポイント

 最後に、(3)契約解除に伴う違約金の支払いを免れる方法を紹介しよう。

「悪徳ジムが言う違約金とは、消費者契約法9条に該当する可能性があります。この規定は、悪徳ジムの契約上の違約金が、『同種の消費者契約の解除に伴い当該事業者に生ずべき平均的な損害の額を超えるもの』(当該超える部分)については無効となります。この『平均的な損害の額』というのがミソです。というのも、ジムはいつでも解約できるのが一般的ですので、悪徳ジム側も当然、いつでも解約があることは織り込み済みですし、不特定多数の会員が施設を常時利用することを想定しています。また、会員1人が辞めたところで事業の運営に影響があるとはいえません。そうすると、そもそも会員が退会することによって発生する損害が想定できません。『平均的な損害の額』が0円ですので、それを超える部分、つまり違約金すべてが無効になる可能性があります」

 ここまでは、実際にジムとトラブルになった場合のケースで話を進めてきた。しかし、そもそもこうしたトラブルに巻き込まれないために、事前の対策も身につけておきたいところだ。

 澁谷氏いわく、ジム入会時に契約書で確認しておくべきポイントは次の4つだ。

(1)退会の手続き方法(電話だけでできるのか、書面は必要なのか。退会することができる条件や期限が定められていないか)
(2)会費などの支払い方法(退会する際は日割りで対応してくれるのか、退会時に高額な違約金を請求されないか)
(3)返金(一括払いで年会費を払った後、半年で辞めた場合は残りの半年間の会費は返してもらえるのかなど)
(4)入会金0円とか、数ヵ月の月額会費無料などのキャンペーンやイベントがあるときに契約を締結する際は、その代償として何があるのか