トランプ米大統領は31日、移民問題を巡りホワイトハウスと議会の交渉が合意に近づいていないとした上で、メキシコとの「国境の壁」建設を単独で推進する用意があることをあらためて強調した。トランプ氏は、上下両院議員で構成する超党派グループの合意案を「待つつもりはない」と話した。先月25日には予算失効による政府機関の一部閉鎖を終結させることで合意したばかりだが、合意できなければ2月15日には再び政府閉鎖に追い込まれる。25日以来で合意に近づいたか遠のいたかとの質問に、トランプ氏は「同じだろう」と答えた。最大の障害は壁に反対する民主党だと指摘した。政府閉鎖は国境の壁の必要性を国民が認識する機会になったとの主張を展開した。
トランプ氏、議会承認得ず「国境の壁」推進の用意
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