マレーシア政府系投資ファンド「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」の汚職疑惑を巡り、ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン前最高経営責任者(CEO)らは、数百万ドルもの報酬を受け取れなくなる可能性がある。ゴールドマンが1日、明らかにした。証券当局への1日付提出資料や事情に詳しい関係者の話によると、ゴールドマンの取締役会は当面、ブランクファイン氏と他2人の経営幹部に対する繰り延べ報酬の支払いを見合わせ、1MDBとの取引関係を巡る捜査結果を待つ。取締役会はさらに、2018年末時点で在任していた経営幹部について、さかのぼって報酬を減額する権限を有するとしている。デービッド・ソロモン新CEOが率いる経営陣も対象となる。
ゴールドマン幹部、1MDB疑惑で報酬棚上げ
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