【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は5日夜、上下両院合同本会議で一般教書演説に臨む。メキシコとの国境の壁建設費用を巡る問題で、非常事態を宣言することは見送り、米国が党派により深く分断する中で、結束を訴える見通しだ。  トランプ氏はここ最近、民主党が国境の壁建設費用の手当てを拒否していることを受けて、議会を介さず建設に踏み切る構えを繰り返し見せている。  ただ、4日夜にホワイトハウスで、一般教書演説に関して説明を受けた関係者は、トランプ氏が演説の中で非常事態を宣言することはないとの印象を受けたとしている。