粘り強く、繰り返し叱る

 もともと男の子は無条件でお母さんが大好きですから、母親は普段は優しい存在でいて、子どもの事情をわかった上で「これじゃダメよ」と叱ってあげるとベストです。

 しかし、こんなことを述べても、世の母親たちは納得してくれないでしょう。「それで済むなら苦労はしません」と。男の子は叱ると一時的には反省するのですが、その効果が長続きしません。だから、「何度もしつこく」言うしかありません。

 男の子は悪意があるのではなくて、忘れてしまうのです。忘れた相手には同じことを言うしかありません。そういう状況にイライラせずに、「そういうものだ」と割り切って冷静にコツコツコツコツ同じことを言い続けてください。

 ただし、コツコツとガミガミは違います。「感情的にガミガミ叱るお母さん」の言うことを、子どもは聞こうとしません。あくまでコツコツを心がけてください。