開成・麻布・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの代表である富永雄輔氏の最新刊『男の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)の内容から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。

男の子の学力は「机に向かう姿勢」で9割決まる

まず体を「勉強する型」にすることから

 どこの塾でも同じでしょうが、その子の成績は後ろから勉強している姿を見ればたいていわかります。

 成績が上がらない子は、体が「勉強する型」になっていません。そして、そういう子は圧倒的に男の子に多いのです。

 よくありがちなのが、足をぶらぶらさせている子。しっかり集中するためには足は床についていなければならないのに、それができていません。なかには、靴を脱いだり履いたりしている子もいます。

 また、肘を机につくのもNG。本来は、利き手で鉛筆を持ち、もう一方の手は紙を押さえていなくてはなりません。しかし、肘をつくことでそれができず、紙はぐちゃぐちゃ、文字も汚くなります。結果的に自分の字が読めず、0と6が区別できなくて計算を間違うということが起きるのです。

 姿勢以外にも、見るところはあります。男の子で机の上がきれいに整頓できている子はほとんどいません。机を消しゴムのカスだらけにしていたり、鼻をかんだティッシュを置いたままにしていたりするのは、周囲への関心が薄い証拠です。

 女の子はまず、そういうことをしませんが、それは単に「女の子だから」ではなく、周囲がどう感じるかということを考えているからです。

 男の子に整理整頓を過剰に求めるのは無理ですが、周囲への関心が薄いままでは、国語の長文読解で、著者の考えなどに思いを至らせることができません。

 きれいに片づけられているかということより、子どもがどういう態度で勉強しているかを確認して直してあげましょう。