米調査会社IDCによれば、中国でのアップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の出荷台数は、昨年10-12月期に前年同期比20%減少した。世界最大のスマホ市場で中国同業の華為技術(ファーウェイ)にシェアを一段と奪われた。先月、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は中国でのiPhone不振の理由に景気減速を挙げていた。中国経済の減速と、スマホ買い替えサイクルの長期化という世界的傾向を背景に、10-12月期はスマホ業界全体の中国出荷が9.7%減少した。だがIDCによれば、ファーウェイは出荷が23%増で、29%のシェアを獲得して中国スマホ市場トップの地位を固めた。アップルが長年圧倒的に優勢だった高級スマホ市場でも、ファーウェイはシェアを拡大した。
アップル、10-12月期の中国出荷台数が2割減 ファーウェイは好調
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