廃業か、事業承継か。その最終決断を下す前に、一度立ち止まって冷静に会社の現状を見る必要がある。*本記事は『週刊ダイヤモンド』2018年1月27日号『大量引退時代の最終決断 廃業or承継』を再構成したものです。
客観的な視点で判断するために、経営者であるあなた自身が、自社の財務状況を的確に把握しよう。番頭や顧問税理士に決算書の管理を任せきりにしてはいけない。
まずは、次ページ右図のステップ1(初級編)へ進もう。零細企業の「堀内商会」を例に取り、見るべきチェックポイントを列挙した。中小・零細企業にありがちなのがずさんな資産評価。あなたの会社で当てはまるものはないか、資産の健康診断をしてみよう。