●メカニズム

 パワートレーンは、オデッセイやステップワゴンで評価の高いスポーツハイブリッドi-MMDシステム。インサイトは1.5リットル直4DOHC16Vエンジン(109ps/ 13.7kg・m)と、走行/発電用のモーター(131ps/27.2kg・m)を組み合わせた。

 エンジンは主に発電用で、モーターの効率が落ちる高速走行時にも使用。走行モードは、バッテリー電力で走行するEVモード、エンジンが発電した電力でモーターを駆動するハイブリッドモード、エンジンの出力軸とタイヤの駆動軸を直結したエンジンモードの3種。走行モードは自動的に選択される。

 燃費はWLTCモードでLXが28.4km/リットル、EX系は25.6km/リットル。JC08モード燃費値はそれぞれ34.2km/リットル、31.4km/リットル。なお、プリウスのJC08モード値は34.0~39.0km/リットルで、1.5リットルターボのシビック・セダンは同19.4km/リットルだ。

 シフトセレクターはボタン式。ステアリングはバッテリー充電効率の調整機構を応用した減速セレクター(パドルシフト)付きだ。

 足回りはフロントがストラット、リアがマルチリンク式4輪独立。ステアリングは高剛性デュアルピニオン可変ギアレシオ式。アジャイルハンドリングアシスト制御を搭載し、ハンドリングを追求した。

 静粛設計にも注力し、吸音/遮音材の最適配置とフェンダー部へのウレタン製エンクロージャー装着で、ロードノイズを大幅低減。パワートレーン系の振動とノイズは、エンジンマウントとサイドフレームの工夫で封じ込めた。

 安全・運転支援は、衝突被害軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、車線維持支援システムなど10種の機能を備えたホンダセンシング標準。アダプティブクルーズコントロールは全車速対応型。後側方の車両接近を知らせるブラインドスポットインフォメーションはEX系に標準だ。

(CAR and DRIVER編集部 写真/小久保昭彦)