中国の華為技術(ファーウェイ)は、米国の主要同盟諸国が次世代移動通信システム「5G」網からに対抗し、奇抜な広告キャンペーンに打って出ている。広告はニュージーランドやドイツなど各国で物議を醸している。だがそれが当局者をなびかせる上でどれほど効果があるかはまだ分からない。広告はファーウェイ製品への安全保障上の懸念を和らげることよりも、技術力に重点が置かれているからだ。同社は今月、ニュージーランドで新聞全面と屋外看板を利用した広告キャンペーンを展開。「オールブラックス」の愛称で知られる同国のラグビー代表チームを引き合いに出し、「ファーウェイのいない5Gはニュージーランドのいないラグビーのようなもの」と宣伝した。だがこの売り込みは、11月に他の米同盟国に同調し5G通信網への同国政府には通じなかった。
ファーウェイ、ひねりの利いた広告で反撃
米同盟諸国による5G通信網からの排除阻止が狙い
有料会員限定
あなたにおすすめ