インターナショナルに活動する
日本大好きな若手ミュージシャン

 ワルシャワを拠点にプロのミュージシャンとして活躍しながら、デンマーク・コペンハーゲンにある音楽大学の修士コースに籍を置く学生でもあるアルベルトさん。コンサートでのドラムやピアノの演奏、自身や他のミュージシャンのアルバムのプロデュースなどを行っている。

 スウェーデン出身の女性ヴォーカリストと組んだユニットNenne(ネンネ)では日本語の曲もリリース。さらに日本のミュージシャンと一緒にライブを行ったり、CDをリリースするなどインターナショナルに活躍している。

日本には
他の国にはない“何か”を感じる

ルベルトさん。手に持っているのは「Albert Karch / Yuta Omino Quartet」としてリリースしたCD。デジタル版も発売されている。
ポーランド南部のシロンスク地方出身のアルベルトさん。手に持っているのは「Albert Karch / Yuta Omino Quartet」としてリリースしたCD。デジタル版も発売されている

 アルベルトさんが日本に興味を持ち始めたのは、約4年前、ピアニストの友人の紹介で、ポーランドに滞在していた日本人女性と知り合ったのがきっかけだった。以来、ジブリの映画を見たり、坂本龍一の音楽を聴いたりなどし、日本への興味が深まっていったという。初めて日本に行ったのは3年ほど前。東京と九州を旅行した。

「九州の田舎町もよかったし、東京は大都市ならではのエネルギーにあふれていながら過激すぎない。そのバランス感覚というか、波長が自分にはすごく心地よかったですね」

 同じ“外国”でもコペンハーゲンには感じなかった何かがあったという。その時を含め、日本にはすでに3回行っている。

「昨年は約2ヵ月間日本に滞在し、東京などでライブを行いました。現在は日本のアーティストとコラボレーションした企画も進行中です」と語る。

 一方、ちょっと辛口なコメントも。

「ポーランド人はもっと自由だけど、日本人は型にはまっている人が多い気がします。あと、お金の話をストレートにしないのは『なんで?』と思ったりも。それと敬語は親近感がわかないしちょっと苦手。でもそういうことを含めてやっぱり日本が好きなんです」と語る。

 日本語を本格的に勉強し始めてまだ1年半くらいというが、この取材の約7割は日本語で行えるほど日本語も達者だ。