これまで、思考の領域では、大きく3つのタイプが存在していた。
ビジョン思考は、そのどれとも異なる「第4の思考」である。

[1]カイゼン思考
[2]戦略思考
[3]デザイン思考
[4]ビジョン思考

4つの思考法は2軸からなるマトリックスになっている。

VISION DRIVEN 直感と論理をつなぐ思考法

まず縦軸になっているのが「クリエイティビティ」だ。

「カイゼン思考」は一定のKPIを前提としながら、それをどう高めるかを目的にしている。

また、「戦略思考」が意図するのは、いかに市場シェアを広げて、より多くの利益を上げるかである。

つまりどちらも、「既存の基準の範囲内で、パフォーマンスを高めていく」という点では共通している。端的に言えば、これは知性優位の「1→∞」の世界だ。

他方、これとは対照的に、「デザイン思考」や「ビジョン思考」では感性優位の「0→1」の創出が目指されている。

次に横軸に注目しよう。
こちらは「動機」をめぐる違いである。

「カイゼン思考」や「デザイン思考」を突き動かしているのは、外的な問題・課題(イシュー)だ。

カイゼンのベースとなる「PDCA」の過程で何か問題が起きれば、それを評価(Check)し、改善(Action)することが求められる。また、デザイン思考には「共創」という特徴があるにせよ、あくまでも「問題解決」のためのフレームワークであることには変わりない。