果実堂の高瀬社長
高瀬社長は「キュウリやパプリカ、アスパラガスなどでも生産性を高めるノウハウを得たい」と話す
Photo by Hirobumi Senbongi

『週刊ダイヤモンド』3月9日号の第1特集は「小規模農家こそ勝機あり 儲かる農業2019」です。本誌は例年、モデルとなる大規模農家を紹介してきました。今年は趣向を変え、小規模でも高収益な農家を重点的に取材。他人から支配されることなく、自分の責任で事業をやって稼ぎたい――。そんな経営者の理想を実現する「中小キラリ農業」に近づくにはどうすればいいのか、「儲かるノウハウ」を磨き上げた元設計士の、コンサルで稼ぐ“秘訣”をまとめました。(本記事は特集からの抜粋です)

 国内ベビーリーフでトップシェアを誇り、流通量の2割以上を販売する熊本県の果実堂(中小キラリ農家3位)は、売上高の1割に当たる1億5000万円をコンサルティングで稼ぐ。

「技術立社」を旗印に掲げる果実堂に賛同して、トヨタ自動車、三井物産、カゴメといったそうそうたる企業が株主に名を連ねる。

 出荷するベビーリーフは全国730棟のハウス(計69ヘクタール)で生産されるが、うち直営農場は512棟で、それ以外は北海道や三重県などの提携農場だ。

 果実堂は、生産方法をマニュアル化して提携農場に提供。同じ生産方法で作り、同じ品質基準をクリアしたベビーリーフを大量に集荷、スーパー125社に販売する。