米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日夜、ロサンゼルス近郊で新型コンパクトSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」を発表する見通しだ。テスラは量販セダン「モデル3」で幅広い消費者に手の届くEVの生産に挑戦したが、今度は米国と中国で急成長を遂げるSUVにも多数の買い手を呼び込みたい考えだ。マスク氏は年間100万台の生産という約束の実現を目指している。コンサルティング会社LMCオートモーティブのアナリスト、ジェフ・シュスター氏は「問題は、テスラの(新型SUVが)そこに到達できるか、手ごろな価格で提供できるか、そして量産できるかどうかだ。私にはその全てが疑問だ」と話した。