「もうマンションを買ってもいいかな。でも損はしたくないし、ローンも怖い」。
そんなあなたが買うべきは、「60m²前後」×「駅徒歩7分以内」×「2001年以降完成」のマンションしかありません。

本連載の書き手は、「不動産ひと筋30年! 12000人と面談し、成約件数は6000件以上」という圧倒的なキャリアを持つ後藤一仁氏。不動産仲介会社の“現役”社長です。「不動産を通じて、1人でも多くの人に幸せになってほしい」という願いが込められた『マンションを買うなら60m²にしなさい』の著者でもあります。「損をしない、戦略的なマンション選び」を語ってもらいます。

こんな不動産営業マンに注意!<br />16のチェックポイント

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 マンション探しに欠かせないパートナーの見極め方についてお話しします。

 まず実際に仲介会社に足を運び、直接話してみましょう。私の考える「よい担当者」「ダメ担当者」の特徴を列挙します。まずは「よい担当者」からです。

よい担当者の9つの特徴

・利益の額に関係なく、こちらにとって一番よいと思うものをすすめてくれる
・こちらの希望をしっかり聞き、尊重してくれる
・質問への答えが的確。話がわかりやすい
・一緒にいて疲れない
・身だしなみがしっかりしている
・答えにくい質問にもキチンと答えてくれる
・常に新しい知識を得ていて、偏りがない。知識・経験が豊富。交渉力がある
・物件やエリアの特性、管理についてなどのマイナス面もキチンと言ってくれる
・物件や物件が存する地域の安全性にも言及する(ごまかさない)

「ビジネスマンとして当たり前ではないか?」と思われた方もいるかもしれません。しかし残念ながら、こうした「当たり前」を徹底できていない会社・担当者が意外に多いのです。

 では続いて、ダメ担当者の特徴を見てみましょう。