米通信大手AT&Tの映画部門ワーナー・ブラザーズは、ケビン・ツジハラ会長兼最高経営責任者(CEO)が退任する。「ハリウッド・リポーター」誌は、同氏が女優と不適切な関係を持ったと報じていた。AT&Tは今月、ワーナーメディア部門の再編に伴い、ツジハラ氏の管轄分野を広げると発表したばかりだった。ワーナーメディアはツジハラ氏の後任を指名していない。ツジハラ氏は先週配布された社内メモで、自身の「個人的生活における過ち」を謝罪した。ワーナーメディアのジョン・スタンキーCEOは発表文で「ワーナーメディアとワーナー・ブラザーズ、従業員、および取引先にとって、ケビンの退任は最善の選択だ」と述べた。AT&Tは同氏を巡る疑惑について、外部の法律事務所と調査を行っている。