時代を変えていく若きイノベーターたちは、どう育ってきて、どんな原体験が今を支えているのか。今回はシェアリングエコノミーの伝道師として活動する石山アンジュさん。「幼いころから家には常に両親以外の人がいて、両親の離婚後は特定の所に住むという生活ではなかった」という一風変わった成育環境は、まさに「シェアライフ」に通じていました。(聞き手/「週刊ダイヤモンド」編集長 深澤 献)
身近な人への愛や思いやりで、互いに分かり合うことでしか世界平和は実現できない/一般社団法人Public Meets Inovation代表・石山アンジュPhoto by Masato Kato 拡大画像表示

12歳のときに両親が離婚
ホロコーストに異常な興味

──平成元年生まれ。ミレニアル世代のど真ん中ですね。

 はい、今年の元号が変わる前に30歳の誕生日を迎えます。

 出身地は横浜の元町・中華街。母はデザイナーで、今もスタイリストとして仕事をしています。父は、作家でありブラジル音楽のミュージシャン。浅草のサンバカーニバルにも出演するチームの代表を務めています。