ドナルド・トランプ米大統領がゴラン高原に対するイスラエルの主権を認めるべきとの考えを表明したことに対し、同盟国や敵対国を問わず、各国から非難が相次いでいる。  イスラエルは1967年の第3次中東戦争でシリアからゴラン高原を奪い、主権を主張してきた。トランプ氏は21日、ツイッターの書き込みでこの立場を支持。だが、主権承認は国際法に違反し、中東でさらなる暴力を誘発するとの懸念が各国の間に広がっている。  トランプ氏の意向を受け、米国のゴラン高原に関する公式な立場がただちに変更されるかははっきりしない。国連安全保障理事会は1981年、イスラエルの主権を認めないとする決議を採択。