牛肉、麺類が数多くランクイン
「宇都宮餃子」はその中で大健闘

 また、今回のランキングで上位15位に選ばれた市区町村を見ていくと、麺類や牛肉で有名な地域が多くランクインしていることがわかる。

 まず、麺類では、1位の喜多方市(喜多方ラーメン)、5位の名古屋市(名古屋メシの1つである味噌煮込みうどん)、6位札幌市(札幌ラーメン)、8位富士宮市(富士宮やきそば)、12位さぬき市(さぬきうどん)、14位丸亀市(さぬきうどん)、15位福岡市(とんこつラーメンなど)と、7つの市が入った。

 牛肉で有名な市区町村としては、3位に松阪市(松阪牛)、4位仙台市(牛タン)、9位米沢市(米沢牛)がランクインした。

 ランクインした市の麺類や牛肉は、地域ならではの特徴があることで知られているが、その一方で異彩を放つのが2位になった宇都宮市だ。

 宇都宮市といえば、「宇都宮餃子」で知られる街。その特徴はなんといっても、食べ方にある。宇都宮市内の餃子店には、餃子以外のメニューがほとんどない。餃子のお供にしたいビール、ごはんさえ置いておらず、餃子オンリーの店も珍しくない。

「餃子店で餃子だけ3皿食べて帰る、というようなスタイルこそ、『宇都宮餃子』の他にはない特徴。浜松市と1人あたりの消費量で競っていますが、他の餃子と徹底的に差別化できているこの宇都宮のスタイルこそが、今回のランキングで上位に入った要因ではないでしょうか」(田中社長)

 ご当地グルメを巡る争いが激しさを増す昨今。本当にブランド力を高めたいのであれば、地域名を擁しながら、他にはない特徴を打ち出し、そして名前を聞いただけで誰もが食べたくなるおいしい商品に育てることが必須のようだ。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)