他人の評価を「人任せ」にできる人の“すごい割り切り”
101歳、現役の化粧品販売員として活躍している堀野智子(トモコ)さん。累計売上高は約1億3000万円で、「最高齢のビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定されたキャリア61年のトモコさんが、年をとるほど働くのが楽しくなる50の知恵を初公開した話題の書『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)が「堀野氏の技法は、ヒュミント(人間による情報収集活動)にも応用できる」と絶賛(日刊ゲンダイ・週末オススメ本ミシュラン)する世界一の先輩による“人生訓”は、アナタの疲れた心も元気にしてくれる!
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他人の評価より「自分の行動」
他人がどう思うかは、他人の決めることだから、気にしても仕方ないですよね。
私は、まっとうなことをやることだけ考えて、あとは「どう思われようが人任せ」でいたほうがいいと思います。
現代を生き抜く「鈍感力」
作家の渡辺淳一さんが2007年に刊行した著作『鈍感力』は、100万部を超えるベストセラーになりましたね。
複雑な現代社会を生き抜くには、一種の“鈍さ”が必要であると説いた「鈍感力」は、小泉純一郎元首相が使ったこともあって流行語になりましたが、私こそ“元祖・鈍感力”の持ち主なのかもしれません。
「鈍感」であることのメリット
だからこそ、他人の目を過剰に気にすることなく、自分が「こうしたほうがいい」と思ったやり方でやれたのだと思います。
鈍感なのって、けっこういいものですよ。少なくとも本人は楽です。
【解説】「鈍感力」はどのようなメリットがあるのか?
「本人は楽」という境地は、単なる精神衛生の問題にとどまらず、現代のビジネスパーソンにとって強力な武器となります。
変化の速いビジネス環境で、この「鈍感力」はどのようなメリットをもたらすのでしょうか。
実行力を高める「ノイズ遮断力」
ビジネスでは、上司、同僚、顧客など「他人」の評価が常につきまといます。「どう思われるか」を過剰に気にするあまり、調整に時間を費やし、行動が鈍くなってはいないでしょうか。
「まっとうなこと(=本質的な課題解決)」に焦点を定め、過剰なノイズを「人任せ」にする。この割り切りが、迅速な意思決定と実行力を生み出します。
挑戦を後押しする「打たれ強さ」
新しい企画や前例のない取り組みには、批判や懐疑的な目がつきものです。その一つひとつに心を揺さぶられていては、イノベーションは起こせません。
「鈍感力」とは、こうしたネガティブな反応を受け流し、自分の軸を守る「打たれ強さ(レジリエンス)」です。
一時的な評価に一喜一憂せず、自分が信じる道を粘り強く進む。この姿勢が、結果として大きな成果につながるのです。
鈍感力は「独善」とは異なる
ただし、「鈍感」とは「独善」や「無神経」とは異なります。他人の意見に一切耳を貸さないという意味ではありません。
重要なのは、客観的なデータや建設的なフィードバックと、単なる感情的な批判や不安とを切り分ける力です。
受け入れるべきアドバイスは柔軟に取り入れつつ、不要なノイズは受け流す。この「選択的鈍感力」こそが、私たちが身につけるべき真のスキルと言えるでしょう。
※本稿は、『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。









