またいとこ同士のマウス「グレース」と「ブランチ」は2016年に数カ月違いで死ぬ直前に、世界で最も長生きしているマウスとして有名になった。マウス生産などを行う米ジャクソン研究所で、親しみをこめて「ゴールデン・ガールズ」と呼ばれていた。  同研究所で老化について研究する遺伝学者のゲーリー・チャーチル氏は、どちらか1匹がマウスでは初となる5回目の誕生日を迎えるよう願っていた。だが年上のグレースは4歳9カ月で死んだ。人間で言えば約150歳だった。  チャーチル氏は「ここにはグレースがあと1000匹控えている。私たちは5歳を目指している」と述べた。